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車検証電子化における記録事務代行について解説

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車検証電子化における記録事務代行について解説

車検証電子化における記録事務代行について解説

2024/03/14

 

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お疲れ様です。代表の佐藤です。昨年(2023)1月より登録車の車検証電子化が始まり、本年(2024)1月からは、軽自動車の車検証電子化がスタートしました。大型自動車などは、毎年車検の車両が多く、今年から本格的に記録事務代行が増えそうですね。

 

制度開始月から記録事務代行へ対応

 

すでに記録事務代行を行う為に必要な継続OSS申請に関しては、全国に先駆けて対応し、完全社内標準化となっていました。2022年6月には、長野運輸支局及び軽自動車検査協会より、記録事務代行者の委託を受け、適切なタイミングでアプリのインストールや、検査標章を受領して、2023年1月に記録事務代行を実施してみました。

 

記録事務代行時と通常の継続OSS申請と違うのは、「電子車検証更新区分」を「依頼人(申請個別指定)」を選択、記録等事務代行者委託番号の記載が必要となります。これをデフォルトのまま「運輸支局等」などにしておくと、通常の運輸支局での更新となってしまい、私たちの方へ書き換え可能通知が飛んでこないことになってしまいます。※お使いの整備業務ソフトによって、表記等が異なります。

 

AINASでステータスが「車検証交付待ち」になれば、「書き換え可能」

 

継続検査OSS申請を行うと電子保適はAIRAS(保適証サービス)、申請情報は、AINAS(OSS申請共同利用システム)で私たち申請依頼人より代理人へと情報が渡され、遷移していきます。始めに「検査登録手数料」ダイレクト納付中、次に該当する車両の場合は「技術情報管理手数料」まとめ払い中、その後に添付書類取得となり保安基準適合証取得と自賠責保険証取得、最後に該当する車両は、「自動車重量税」ダイレクト納付中から、「自動車検査証交付待ち」となり、間髪入れずに「記録事務代行アプリ」を確認(更新)したところ「書き換え可能」ステータスで当該車両が表示されました。

 

このことから、書き換え可能になる時間は、「継続OSS申請完了即時」となります。この状態になると「記録事務代行アプリ」から原則24時間書き換え可能になりますね。

 

書き換え自体は分かりやすくスマート

 

「記録事務代行アプリ」のホーム画面で書き換え状況を確認し、「書き換え作業を開始」より、画面の指示に従って進めていきます。「自動車検査証書き換え」→「検査標章印刷」→「帳票類印刷」の順でわかりやすい遷移でした。車検証の書き換え自体は、1,2秒くらいでリーダーライターに置き、完了することができました。ここで注意が必要なのは、あくまでも「画面の指示をよく確認すること」で、リーダーライターの種類によっては、置いた瞬間にピッとなるものもあり、更新完了の合図ではないので注意が必要です。

 

「検査標章」は、複合機の「手差し」の部分を事前に設定済み、テストで印刷される向きも確認済みだったので、問題なく印刷することができました。複合機の機種によっては、連続読み取りのトレイでも問題無いとのこと。続けて、「自動車検査証記録事項」、「リコール情報」、「作業実績一覧」なども問題なく、事前に設定していた複合機の「トレイ」から印刷をすることができました。

 

「自動車検査証記録事項」で、有効期間の満了する日を確認、また「車検証閲覧アプリ」でも念のため情報を確認し、無事に満了日の書き換えを行う事ができました。

 

継続OSSから記録事務代行までの所要時間は

 

継続OSS申請の状況(OSSIFの遷移状況)、申請代理人等の操作にも左右され、また、各手数料・税種別による納付の状況によってかかる時間※が異なります。記録事務代行作業は24時間対応可能でも、継続OSS申請による運輸支局等の審査自体は、月曜日から金曜日(祝日及び年末年始を除く)の原則8時30から17時の間となるので、注意が必要ですね。

 

OSSIF(ワンストップサービスインターフェース)では、一定の周期でステータスが遷移、また私たちがソフト的には直接確認をすることは出来ない、自動車税納付確認システム(JNKS)等も繋がっています。

 

弊社の経験だと平均して、

●「検査登録手数料」のみ納付する大型特殊自動車等で15分ほど

●「検査登録手数料」、「技術情報管理手数料」のみ納付するトレーラ等で30分ほど

●「検査登録手数料」、「技術情報管理手数料」、「自動車重量税」全て納付する必要のある車両で45分ほど

 

●それぞれの上記申請時間に加えて、「記録事務代行」作業で10分ほど

 

AINASの日時を確認しての判断となります。概ね最長でも60分以内には、全て完了できると感じました。とは言え、審査の状況次第では全ての税等を納付する場合でも30分ほどで審査が完了した例もあります。

 

※2023/01現在で、弊社の環境において

申請代理人:一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 長野支部

申請先:国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局松本自動車検査登録事務所

 

今回の「記録事務代行」が指定整備工場で行えることによって、相当な利便性向上であると同時に、各状況の全体像が把握出来ないと、ともすれば整備作業が終わっているのに、申請を完了することができず、車両を出庫することが出来ない状況も出てくるかもしれません。

 

一緒にやりましょう

 

申請者である「依頼人」として、継続OSS申請をおこない、最終的には「特定記録等事務代行者」として電子車検証の書き換え等を行う。継続OSSへいかに対応し、制御できるかどうかが、「記録事務代行」へと続く、「指定工場としての勘所」であると感じています。

 

継続検査OSSから記録事務代行、そしてOBD検査へ。全てスムーズに行える環境で、煩雑なことはコンピューターに任せて、伸び伸び整備作業に時間を費やしませんか。スキルアップを図りたい自動車検査員の方もオススメなツカサ工業です。

 

おまちしています

それでは、本日も、ご安全に!

 

「整備士すごい」を伝える代表佐藤の記録事務代行も全国最速な旅!!

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住所 : 長野県大町市社5511
電話番号 : 0261-22-4570
FAX番号 : 0261-23-0501

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